以前、日本人は太りやすいという噂がありました。これは本当でしょうか?
まず、肥満という意味を皆さんは知っていますか??
肥満とは、必要以上に脂肪がたまった状態をいいます。
脂肪細胞には2種類あり、「白色脂肪組織」と言われるものが、体にエネルギーを
溜め込む、一般に体脂肪と呼ばれるものです。
つまり体脂肪=白色脂肪組織の量ということです。
そしてもう1つの脂肪細胞には「褐色脂肪組織」と言われるものです。
なんとこの「褐色脂肪組織」は脂肪や糖分を燃やす役割があるというから驚きです。
なので、白色脂肪組織が多いほど、脂肪がたまりやすく、褐色脂肪組織の働きがよければ、
脂肪をよく燃焼させると言うわけです。
また、β3アドレナリン受容体という白色脂肪細胞を溶かし、肥満を防ぐ役割を
する遺伝子を私達は持っていました。しかし、β3アドレナリン受容体は突然変異して
肥満や脂肪を貯めやすい方向へ変わっていってしまいました。
実はこれは、日本人が昔、飢餓との闘いに生きてきた為だと考えられています。
つまり、日本人は太りやすい体質という事です。
このような肥満や脂肪を貯めやすい方向へ変わっていってしまった遺伝子
は他にもたくさんある為、いくら食事制限ダイエットしても痩せない人が出てくるわけです。
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